千葉の注文住宅 中野工務店



番匠金物 bansyo-kanamono (番匠テクノコネクター:木造軸組仕口金物)



■木目を活かした木造建築に

高耐久・耐震・意匠性をコンセプトとし、
弊社が開発に携わった継ぎ手金物“番匠金物

柱の断面欠損
※1を最小限にすることで粘り強い構造を可能にする金物です。
また、柱と梁を美しく接合することが可能なため、真壁造などの柱・梁を表した空間を、より美しく演出できます。

※1断面欠損とは、木材どおしを接合するために削り取られ、接合部の木材の断面積が損なわれること。木材の強度に影響する



■柱と梁、梁と梁をしっかり接合

従来の通し柱と梁の継ぎ手では、柱材の断面欠損が大きく、この箇所からの破壊が多く見られました。
さらに、一般に流通している継ぎ手金物は、金物と梁をピンのみで支えるため、強い荷重がかかったときに、ピンの部分で破壊が生じます。

番匠金物は、金物の底面部に梁を支える受けがあるので、ピンが破壊されても接合部分の破壊をくい止め、粘り強い構造とすることが可能です。




■無垢構造材に対応できる数少ない認定金物

いち早く無垢構造材でのSマーク認定を取得。
杉にも対応可能です。




■施工が早い。作業時間の短縮が可能。

「受け」があるため、梁を梁受け金物に落とし込み、通しピンをハンマーで打ち込むだけで施工できます。


■フル金物工法ではありません

いたずらにコストを押し上げるフル金物工法では、伝統的な木造軸組み工法の意匠には不向きとし、番匠金物は本当に必要なところの補強金物として位置づけています。
また、仕口の加工には既存の機械にアタッチメントを介して、スリット刃物を取り付けるだけで簡単に加工ができるため、大がかりな設備投資なども不要です。



通し柱の断面欠損なくすための
コネクター金物
「杉ムクKD梁にも対応可能」

日刊木材新聞掲載記事(PDFファイル)
「番匠金物 意外な活用テクニック」
建築知識掲載記事(PDFファイル)


■金物の下端受けはそのまま現しにしても美しい。

金物の下端受けを現しにしている。

オプションで堅木の埋め木をすることもできます。